2007年4月30日月曜日

大好きな日本の映画ーいまあいに行きます


一年前、妻の澪に先立たれ、以来ひとり息子の佑司と2人でつましくも幸せに暮らしていた。
そんな梅雨のある日、逝ったはずの澪が森の中に姿を現わす。
だが、彼女は生前の記憶を一切失ってしまっていた。それでも巧と佑司は澪を温かく迎え、3人での生活を再び始めることに。そして、巧は彼女に自分たちの恋の歴史を語るうち、互いの間に“二度目”の恋が芽生え、佑司は“二度目”となる母と息子の交流に心から喜んでいた。
こうして、彼らの幸せな暮らしは以前と変わらず永遠に続くと思われたが…。
感想
確かに世間で言う『泣ける』映画である。

亡くなった妻が戻ってきて、梅雨の終わりに帰っていく。
これだけを聞いてしまえば『甘ったるいファンタジックな純愛ドラマ?』と感じるかも知れないし、映画を見ている観客の中には、『なんだ、このまま終わってしまうのか、何で泣けるの?』と感じる人もいるかも知れない。
しかし、その後澪が残した日記の中で語られる『意外な真実』を知るとき、誰もが自然に涙していることに気づくであろう。

物語と言うのは現実的なストーリー展開なのか、それとも非現実的であるかいずれかに分かれるが、間違いなく、この物語は後者である。
しかし、その非現実的なストーリーを、あたかもそれが真実の出来事であるかのように、見るものに自然にそれを受け入れさせていくところが、多くの人に支持される由縁であるのではないだろうか。

梅雨はじめじめしてユウツと誰もが思う季節であるが、この映画の一つのキーワードである『梅雨』は、限りなくロマンチックで美しい。
この映画を見た後、誰もがきっと優しい、穏やかな気持ちになるであろう。
限りなくやさしく、そして静かで、独特な世界観に満ちた作品であった。

1 件のコメント:

ウンギョン さんのコメント...

はじめまして。
最近授業でちょうどこの映画を見ました!
なんかうれしいですね(笑)
この映画とてもいいですね!
二人の恋が純粋な感じがしてすごくよかったです。
子供役の子もかわいいですね~